カラオケ歌いを卒業!バンドボーカルは「リズム楽器」だ
皆さんはボーカルにとって大事なことはどんなことだと思いますか?正確なピッチで歌えること?高音まで出せること?ビジュアル?どれも間違いではないかもしれませんが、そこに「リズムでノリを作ること」を加えておきましょう!
ボーカルもバンドサウンドの中では楽器の一つとして、リズムを作っていきます。そのリズムがヨレヨレだったりするとせっかく楽器隊がいいリズムを作ってくれていてもノレなくなってしまいますね。自分自身がリズム楽器なのだと意識して練習する必要があります。メロディをなぞるだけではボーカルとは言えないのです。
言葉がスパーンと抜ける!「滑舌(かつぜつ)」の基礎
最近のポップスの特徴に言葉が多いということが挙げられます。激しいサウンドも増えていますので、言葉をしっかり喋らないとサウンドに埋もれてしまい、何を歌っているかが分からなくなってしまいます。あくまで主役は歌ですから、歌を聴いている人に届けるためには、その言葉を極力聞き取りやすくしたいものです。
日本語特有の「のっぺり感」をなくそう
特に日本語はのっぺりしやすい言語です。母音が多いため、どうしてもそのように聞こえるのですね。ですから日本人が海外の歌を歌ってもあまりかっこよく聴こえないのは、発声の段階ですでにのっぺりと発生してしまい、リズムやノリが生まれていないからなのです。
子音を立てる!「言葉の頭」を鋭く発音するコツ
そこで特に意識すべきは子音です!「か、さ、た、な、は、ま、や」これらの先頭をドラムのように鋭く発声してみます。試しにあからさまなほどに子音を強調して発音して歌ってみてください。案外何を歌っているかは聞き取りやすかったりしませんか?言葉が前に飛び出るような感覚になると思います。
強調しないと母音だけが耳に残り、別に言葉に聞こえてしまうことがあるほどです。両パターンを録音して、その違いを実感してみてください。
表情筋を動かそう!割り箸を使った簡単トレーニング
そもそも口がしっかり動かないとはっきりした声に繋がっていきません。口の開け方がまだ不十分だなという人は、割り箸を奥歯で軽く噛みながら歌うことで、強制的に口周りの筋肉を動かすことができます。慣れてきたら割り箸なしでも口を大きく動かせるか、やってみましょう!
バンドを引っ張る「ノリ(グルーヴ)」の作り方
ボーカルはどの瞬間もお客さんの注目を浴びています。そのボーカルがバンドサウンドに全くノレていないとしたら…お客さんもノってくれそうにないですよね。自身のリズムを見ている人に伝播させることが楽器としてのボーカルの重要な役目です。
必須スキル!「裏拍(アップビート)」を感じて歌う
ボーカルがリズムを感じる際の必須スキルがあります。通常は「1、2、3、4、」と表拍でリズムを取ることが多いと思いますが、ここに「1と2と3と4と」のように裏拍の「と」を入れて感じるようにするだけですごくノリが変わってきます。
片足はしっかり地面につけて、もう片方はつま先立ちにしておきます。表では地面につけた方に重心を置き、裏拍の「と」でつま先立ちの方に重心をずらし、ちょっと上に跳ねる感じでリズムをとってみましょう!軽快にリズムが取れると思います。ダンスなどで使われる足捌きです!
言葉を「置く」場所で、曲の表情はガラッと変わる
こと歌に限って言えば、メトロノーム的にリズムがきっちり合うことだけが正解というわけではありません。歌詞や曲の世界観をしっかり理解して、わざと遅らせ気味に歌ってタメ(色気)を出したり、わざとリズムより早めに歌うことで疾走感や焦りを表現したりすることもボーカルならではの表現方法です。リズムは合わせられるけど、合わせることだけが唯一の正解ではないことは知っておきましょう。
初心者が陥りやすい「リズムがズレる」2つの原因
とはいえ、まずはリズムをきっかり合わせていくことが大前提となりますので、しっかり合わせられる状態になっておくことは絶対に必要です。逆にどんな状態だと、バンドサウンドと合わないかを知っておき、事前に対策しておきましょう!
原因①:ドラム(特にスネアとハイハット)を聴けていない
自分の歌に集中するあまり、特にドラムが聴けていないとリズムがずれます。他の楽器が聴けていない初心者の場合、全く別の場所を歌っていることすらあります。ドラムは、バスドラムとスネアは絶対に見失わないようにしましょう。スネアはいわゆる「バックビート」で2,4拍目になってきますから、ここでしっかり着地を合わせるようにしたいです。またバスドラはその合間になってきますから、バックビートへの滑らかな接続のためにもバスドラを意識しましょう。
原因②:息継ぎ(ブレス)のタイミングが遅い
ブレスが遅くなる、つまり息を吸うのが遅くなると、当然次の言葉の出だしが間に合わなくなってきます。複式呼吸であれば一瞬でたくさんの息を吸い込めるかと思います。ブレス自体も休符という一つの音符であるという意識で、息を吸える長さを意識していきましょう。
まとめ:言葉とリズムが噛み合うと、歌うのが100倍楽しくなる!
色々と好き勝手に言っていますが、リズムに乗ってたくさんの言葉が言えたり、言葉によってグルーヴが生まれ、楽器との繋がりが生まれたりすることは非常に気持ちのいいことです。大好きな歌をリズムがずれることなく歌えると気持ちいいですからね、その気持ちを大切にして、リズムに乗って歌をつけていこう!
sho-san

コメント