ボーカルステップアップ講座④~表現力とマイクワークの極意編~

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あなたはバンドの「顔」!フロントマンとしての心構え

さて、繰り返しになってしまいますが、ボーカルの役割とは何だったでしょうか?

歌を歌うことだけが役割ではなかったのですよね、バンドとお客さんを繋ぐバンドの顔こそがボーカルの役割です。あなたが積極的にお客さんのことを知ろうとすればきっとお客さんも興味を持ってくれます。あなたがつまらなそうにしていたら、きっと見ている方も、、バンドの顔は常に注目を集め、お客さんの目にさらされます。だからこそ楽しい部分があり、責任も伴います。それを受け入れ、しっかりと覚悟をもってステージにあがりましょう!

それほど注目されるのだから、しっかりと技術も磨いておきたいところですね。

歌にドラマを生み出す!「ダイナミクス(声の大小)」の魔法

まずはすぐに使えるテクニックからいきましょう!声の大小でドラマを生み出す、ダイナミクスの調整です。1曲を通じてずっと同じ声量で歌う曲は、あまり聞かないと思います。どんな曲も、歌詞の世界で場面があり、強く聞いて欲しいところや、優しく聞いて欲しい場面などがあります。

それをまずは音量という分かりやすい違いで表現してみましょう!

Aメロは「語りかけるように」、サビで「爆発させる」

歌いだしは「しっかり」という気持ちが入るため、強く入ってしまいがちですが、基本はサビを聴いて欲しいわけですから、サビを90%として、そこからやや引いた状態で歌いだすようにしましょう。

サビを盛り上がらせるためにはその他を下げるという引き算の考え方です。そしてサビでも100%は出し切らないようにしておかないと喉と体力が続かなくなってしまいますね。正真正銘最後の曲の最後のサビであれば100%、出せるところまで出し切ってもいいと思いますが、しっかりとコントロールして最後までいい声で歌いたいものです。

歌詞の「主人公」になりきって感情を乗せよう

歌詞の世界観をもっとも表現できるのはやはりボーカルですね。コピー曲だとあまり意識が向かないのですが、自分たちのオリジナル楽曲を演奏するのであれば、その歌詞の世界観をしっかりと表現して欲しいところです。そして欲を言えば、ボーカルだけでなく、バンドメンバー全員がその世界観を共有していて欲しいです。

悲しい歌詞なら切なく歌い、怒りの歌詞なら鋭く、まるで俳優のように歌詞の世界に合わせて感情を乗せることが、ボーカリストにとっての演奏なのです。そこに共感が生まれ、聴いている人たちの心が動かされるのです。

プロは絶対にやっている!「マイクワーク」の基本

さて、そのように意識して表現力を磨いたら、その良い声をPAさんに100%の状態で届けたいですよね?そのためにはマイクワークを基本をしっかり身につけておかなくてはなりません!

 絶対NG!マイクの「網(グリル)」を握らない

これはカラオケなどでやっている人がたまにいるので、気を付けたいところです。スタジオやステージでの練習中などでもいいのですが、本番以外で一度やってみてください。一瞬でハウリングを起こし、全く楽曲に集中できなくなります。

グリル部分を握ることで、内部の空気の通り道が塞がれます。その結果、本来であれば一定の方向の音を収音する機能を持つはずが、360度全ての音を集めようとしてしまうんです。その結果、ハウリングを起こすのですね。その他にも、音質の劣化、抜けない音になる、といった様々な問題が一気におきますので、全くメリットはありません。ですから、絶対にNGです。かっこよくもないです。

声量に合わせて「マイクとの距離」をコントロールする

さて、先ほどAメロでは押さえて歌い、サビでは力を出してうたうと書きましたが、それだとサビがうるさくなってしまうのでは?と思いましたよね。実際に音量差が大きくなると、PAさんやお客さんは大変です。PAさんはうるさくならないようにサビでは下げないと、と思ってしまいますし、お客さんもサビで急に大きくなったらびっくりしますよね。

じゃあどうするかというと、小さな声で歌うときは意図的にマイクとの距離を縮めます。逆に大きな声で歌うときはマイクとの距離を離して大きくなりすぎないようにするのです。

マイクに入る声量は距離の2乗に比例します。距離が半分になれば声は4倍入ります。距離を2倍にすれば声は1/4ほどの大きさになります。シビアなコントロールが欠かせませんが、これができると本当にPAさんは楽ですし、お客さんも安心してみていられるはずです。

棒立ちは卒業!お客さんを魅了する「ステージング」

さて、あなたの好きなアーティストは歌っているときにどんな動きをしますか?きっと棒立ちで歌っているというアーティストは少ないのではないでしょうか?稀に演出もあって、棒立ちで演奏しているものもありますが、ライブではきっとそんなことはないですよね!皆さんも、お客さんが一緒に楽しめるようなステージングを目指したいものです。

目線は「少し上」!ライブハウスの一番後ろを見るイメージで

さて、ステージに立ったら、基本の目線は少し上です。ライブハウスの1番後が見えたらまずはそこをじっくり見ていきましょう。もちろんお客さんの方を見て、目を見ていくこともとても重要です。見てもらっているひとりひとりに感謝の気持ちを持ってください。

間奏中もボーカル!リズムに乗ってバンドを盛り上げよう

初心者にありがちなのは間奏中に手持ち無沙汰になっているのがすごくよくわかってしまう人です。何をしたらいいかわからなかったとしても、鳴っている音楽を聴きましょう。メンバーが懸命に演奏しているのですから、その音楽に乗らずに、どうしてボーカルなどできましょうか。手拍子をして盛り上げたり、ギターソロなどを聴いていないメンバーと目を合わせたりしながら熱量を上げていくことを意識すれば大丈夫です。場数が必要ですが、大切なのは度胸です!

まとめ:最後は「自信」!ミスを恐れずステージを楽しもう

ボーカルは他の楽器と比べても本番のライブ中に考えることは非常に多いです。練習することができないお客さんとの対峙を一手に引き受けているからかと思いますが、、これらはどれだけ練習しても本番でミスがあるのは致し方ありません。それよりも、堂々と準備してきたことをやってくれたら、多少間違えていたとしてもお客さんは気にせず、逆に良い印象になること間違いなしです。堂々と、まずは自分たちの演奏をしっかり楽しむライブにしようとすれば、少しずつ場慣れしていくはずです!

それではまた!

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