これさえできれば9割の曲が叩ける!「8ビート」とは?
この記事では、ポップスやロックの9割で使われる「8ビート」を練習します。「8ビート」が叩ければ、たくさんの曲にスムーズに入ることができるでしょう。全てのリズムの基本となる「8ビート」ですが、上級者と初心者では同じリズムを叩いていてもその差は歴然です。まずはしっかりとした基本を身に着けて、一気にドラマーの格上げをしましょう!
いきなり全部はNG!手足をバラバラにする「4つのステップ」
さて、「8ビート」の基本は右手、右足、左手の3点ですが、いきなり3つ全てを動かそうとしても混乱しますので、一つ一つ分解していきましょう!
ステップ1:右手だけ!「チッチッチッチッ」(ハイハット)
まずは右手だけでハイハットを刻みましょう。1小節に8回ハイハットを刻むことから「8ビート」と呼ばれます。メトロノームを一拍分とするとメトロノーム1回に対して2回のハイハットを刻みます。メトロノームの音が消える感覚を思い出してください。左足はしっかりとハイハットを踏み込み、閉めておきましょう。タイトな音で刻むのが基本です。
ステップ2:左手を合体!「チ・チ・タ・チ」(スネア)
次に左手、スネアドラムを加えていきます。2拍目と4拍目、いわゆるバックビートと呼ばれる個所にスネアを入れます。言葉では「チ・チ・タ・チ・チ・チ・タ・チ」となります。左手を叩くときに右手が止まらないように気を付けましょう。右手と左手を同時に打つ際に、ふたつのタイミングをしっかり揃えるところもポイントです。
ステップ3:右足だけ!「ドン・(休)・ドン・(休)」(バスドラム)
両手の動きをマスターしたら、次はいったん足だけの動きを練習します。バスドラムは右足でペダルを踏みこむことで音が出ます。右足は親指の付け根あたりで踏み込むイメージを持ってください。ふくらはぎの力で叩くと足が疲れるので、膝ごと足を持ち上げて、そこから足全体を落とすイメージでパワフルに踏み込みましょう!タイミングは1拍目と3拍目です。1拍ずつ数えて「ドン・(休)・ドン・(休)」のリズムで叩いていきましょう。こちらもメトロノームと合わせてタイミングを揃えます。
ステップ4:いざ全合体!最初は「ゆっくり」が鉄則
それではここまでの動きを混ぜていきます。「ド・チ・タ・チ・ド・チ・タ・チ」という「8ビート」の完成形になります。初めは全てのタイミングが揃わなかったりと大変ですが、まずはゆっくりのテンポで、体に動きを覚えさせてください。
魔法の裏技!口で「ド・チ・タ・チ」と歌いながら叩こう
ドラマーにだけ伝わる格言があります。それは「口で言えるフレーズは叩ける」「口で言えないものは叩けない」というものです。先ほどの「ド・チ・タ・チ・ド・チ・タ・チ」というリズム、口で言えますか?言えるなら、もうそれは叩ける準備はできているということです。体に覚えさせるだけでなく、脳との連携でドラムを理解してください!
誰もが通る道!「手足が釣られちゃう」時の3つの解決策
8ビートを始めると手足が釣られて全くイメージ通りに動かないという壁にぶつかりますね。誰もがそうです。経験者だって未知(未修得)のリズムを叩くときは決まってまたそうなります。一つ一つポイントを意識して解決していきましょう。
壁①:スネア(左手)を叩く時に、右手が止まってしまう
初心者は大体左手のスネアに意識を持っていかれて、右手が止まってしまいます。意識の重心が左手に寄りすぎなのかなと思います。左手は機械的にバックビートで降りてくるだけなので、自動的に動く機械のように意識から外します。それよりは右手の刻み方、バスドラムの入れ方に意識を持っていく方が自然に叩けると思います。バックビートの感覚を身に着けるには音楽を聴いて手拍子を入れる癖をつけることです。ワン・ツー・スリー・フォーの青線のところだけ手拍子する練習です。
壁②:右手につられて、右足も細かく動いてしまう
右半身の連動もみられます。バスドラムを2発にしたときよく起こる現象です。最初はドンという一回に集中し、口で繰り返し言うことでリズムの構造を把握していくと解決します。
壁③:手と足のタイミングがズレて「バラッ」となる
これが一番多いですが、客観的に自分のリズムを聴くことは難しく、上級者が聴くとまだまだ重なるはずの音がずれているのに、初心者はそれで大丈夫と思って練習をやめてしまい、成長が止まっていきます。これは誰かほかの人に聞いてもらい指摘してもらうのが一番です。同時に出る音をどこまで揃えられるかがドラムの肝です。このことを「縦の線を揃える」と言いますが、わずかなズレでも聴く人が聴くとズレていると思われるということを知りましょう。練習は厳しくやります。
まとめ:8ビートは「自転車」と同じ!一度できたら一生モノ
8ビートは最初こそ絶望を感じてしまいますが、1度叩けてしまえば、忘れることはほとんどありません。自転車と同じです。そして、経験を積んでくると8ビートの質が格段に高まるのです。先輩は講師の方に8ビートを見せてもらうとその差がよくわかります。揃っていると思っていた外は揃っていなかった。この認識ができる人はドラムがどんどん上達します。諦めずに壁を乗り越えていきましょう!ゆっくりなテンポからでもいいのです!
sho-san

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