ギターが打楽器になる!?「カッティング」の魅力
カッティングとは、コード弾きの中にブラッシングの音を混ぜて、リズムを強調した弾き方です。これが出来ると「バンドのノリ」を1人で生み出すことができる最高にクールなテクニックです。そういう私もカッティングは大好きです。

右手の極意:ピックは「当てる」のではなく「振り抜く」
カッティングで最も大切なのは、素早いストロークです。弦を弾いていく時に6弦から順に1弦に向かって弾いていきますが、このタイムラグを極限まで小さくします。そのためにはピックを持った右手が「振り抜かれる」感覚を身につけよう。
手首はスナップ!うちわを扇ぐイメージ
スピード感を持ってキレのあるストロークをするために大切なのは、右手のスナップを効かせることです。肘から先が棒のようになっているストロークでは「キレ」を生み出すことはできません。手首を柔らかく使いピックが当たる瞬間に手首のスナップが効いて一気に加速していくことで「振り抜いて」「キレ」のあるストロークになります。
ピックは浅く持って、平行にストロークする
指から出ているピックが大きいと弦に引っ掛かる感じが強くなり、「キレ」を生み出しにくくなります。また、弦に対して斜めにストロークしているとやはりジャッという感じになり、あまり「キレ」が出ません。平行に構えることでカッティング中はカッという音が出て、「キレ」を生み出すことができます。
左手の極意:カッティングの命は「音を切ること」
右手のコツが掴めたら、次は左手のコツです。左手はカッティング中浮かせることになりますが、押さえる⇔浮かせるの切り替えをしっかりと練習します。
押さえる・浮かせるのメリハリをつける
コードの形を押さえるときはいつも通り、カッティングが始まった瞬間に押さえていた指はふわっと力をゆるめて弦に触れておくだけの状態を作ります。バレーコードなどはこれだけでもカッティングになります。ただ、これだけでは余計な音が出てしまうことも多いです。そこで、次の項目。
弾かない弦のミュートも忘れずに
カッティングでも弾かない弦のミュートがとても大事です。力を抜いてふわっと浮かせたときに1つの弦に対して1本の指しか触れていないと、ハーモニクスの音が出てしまうこともあるので、複数の指で触れることを意識します。使っていなかった指をミュートのために触れる用の指として使います。
初心者が陥りやすい「3つの壁」とその解決法
壁①:ピックが飛んでいってしまう
原因は力みすぎです。ピックは柔らかく持ち、手首のスナップでキレを出していきます。あまり力強く握ってしまうとキレは出ません。
壁②:チャカチャカ音がキレイに出ない。
左手が押さえる方の形に近い状態になってしまってミュート音になっていないことが原因です。かなり激しくカッティングするときはコードの形も崩してミュートに徹することもありますので、場合によって判断していきます。複数の指で弦に触るようにしてミュートをしましょう。
壁③:リズムがどんどん速くなってしまう
メトロノームを使った練習が不足しています。メトロノームの音をオモテ拍として捉えるやり方だけでなく、ウラ拍として捉える、ウラ拍強化の方法もあります。メトロノーム練習は日々の練習に必ず取り入れよう。
カッティングの定番&おすすめ練習曲4選
僕に彼女ができたんだ/SHISHAMO
イントロからカッティングの効いたフレーズで始まります。ミュートはそこまで強くかけるわけではなく、ハーモニクスっぽい音が混じりながらのカッティングなので、自然な形で練習しやすいでしょう。
By the way / Red Hot Chili Peppers
いわずと知れた名曲。ベースの激しいフレーズで有名ですが、その裏では力強いカッティングが全面的に活用されています。この場合はしっかりミュートして、力強さとパーカッシブなチャカチャカ音を全開にしてベースを支えていきましょう。
テレキャスターストライプ/ポルカドットスティングレイ
イントロからカッティングを交えた印象的なフレーズで、難易度は高いですがぜひコピーしたい一曲という感じです。カッティングからの単音弾きへの切り替えなど、総合的な技術が必要なので、レベルアップしてから挑みたい!
Assassin / Cory Wong
これはコピーをおすすめというわけではないのですが、カッティングの名手として知られるコリーウォンの演奏はぜひ一回聴いておくとよいということで紹介させていただきます。
まとめ:最後は「体全体」でリズムを感じて弾こう!
おすすめ曲の後半にいけばいくほど、本当に楽しそうにリズムを生み出していっているのが分かると思います。パーカッシブに、楽曲全体のリズムを生み出す「カッティング」を極めて、バンドをリードしていってください!
sho-san

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